初心者必見!梱包マナー10のチェックリスト

みなさん今日もおつかれさまです!

パケット

再利用梱包オバケです。

環境とお財布に優しい梱包と称して、紙資源をフリマ梱包に再利用しています。

リユース界隈で資材の使い回しは当たり前ですが、

社会規範的に常識とは言い難いのが実情。

再利用を容認する人は多いけど、一方で不愉快に思う人もいる。

「最低限の梱包」という問題。

認識の差を埋め、穏便に取引を終えられるよう、

商品ページへの記載と、取引メッセージでのお詫び文の記載を徹底し、

梱包のやり方を学んでいきます。

今回は、わたしがこの3年で培ったフリマアプリの梱包マナーについてまとめます

前回の記事、最低限の梱包とは?4のチェックリストの続きになります。

補足的マナーが加わり、全部で10項目となります。

ぜひ最後まで読んで下さるとうれしいです。

3者の視点から考える梱包マナー

いや実はまだ自信がありません。

メルカリで出品物が売れて取引メッセージで感謝を伝え、梱包をし終えたところでこう思うことありませんか?

この梱包、果たして正解だろうか?

わたしは、たびたび不安になります。

たまにやり直します。

一番心配なのが強度で、次に気になるのは見た目です。

前回、『物』の視点から見た運送に耐える梱包を考察しました。

これを、当サイトでは『最低限の梱包マナー』ということにしています。

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今回は、『物』に加え『運送者』と『購入者』の視点で梱包マナーを考えます。

・物(それ自体)
・運送者
・購入者
今回は物だけじゃなく人への配慮もするんだね。

上記3者がそれぞれ出品者へ求める要望を考察し①~⑩の項目にまとめました。

梱包マナー10のチェックリスト

【梱包マナー10のチェックリスト】

視点優先度/機能梱包マナー
最低限/保護力壊れ対策
最低限/保護力キズ対策
最低限/保護力汚れ対策
最低限/保護力濡れ対策

運送者
購入者
補足的/気遣い⑤ 荷扱指示
購入者補足的/気遣い⑥ プライバシー配慮
購入者補足的/気遣い⑦ 箱サイズ
購入者補足的/気遣い⑧ 開けやすさ
購入者補足的/気遣い⑨ 環境配慮
購入者補足的/気遣い⑩ 体面配慮

『物』の視点からみた対策を最低限の梱包マナーとしたので、『運送者』と『購入者』の視点からみた配慮は『補足的な梱包マナー』としました。

これまで蓄積してきた情報と経験から、想定される物理的なトラブルとその対策を考えまとめました。

『物』の視点で運送に耐える梱包を考える

① 壊れ対策(落下を想定)

輸送で最も多い破損トラブルが「落下」です。

耐衝撃性のある物は梱包の仕方次第で落下しても助かるものがあります。

割れ物や機械など衝撃に弱い物は半分諦めますが、出来る限り落下にも備えます。

物を個別に緩衝材で包む

緩衝材は、一点にかかった衝撃を分散させ吸収します。

品物ひとつひとつを緩衝材で包みます。

箱の底に緩衝材を敷く

箱を床に置いたとき下(地面)から力が加わりますます。

箱の底に緩衝材を敷いておくとその衝撃を吸収します。

※ ダンボールを一枚敷くだけでも違う。

物が動かないように固定する

落下などによる物の変形量は、物が動かされるときの運動エネルギーに比例します。

隙間の無いよう箱の中の隙間を緩衝材で埋めるか、動かないようにしっかり箱に固定させます。

発送前に、箱を軽く振ったり揺すって動かないことを確認します。

角と縁を補強

箱の角(かど)は、落下した際一点に力が集中してしまい分散されないため潰れやすいです。

箱の角や縁、側面などは重点的に補強し衝撃による潰れから品物を守ります。

ダンボール箱の厚さは十分か

重い荷物は他の荷物の下に積まれることが多いため、上からの加重に耐える強度の高いダンボール箱を使用します。

ダンボールは1ミリ程の薄いものから1センチ程の分厚いものまであります。

基本的に厚いものほど強度が高く上からの加重にも耐えます。

なるべく厚いダンボールを使用したいところですが、厚いダンボールにはそれなりの重量があります。

軽いもの・壊れにくいものには薄いダンボール、重いもの・壊れやすいものには厚いダンボールを使用するのが合理的です。

ダンボール箱の底を十字貼りする

ダンボール箱は、底の中心部に重さが集中します。

重い物が入った箱は真ん中から抜けやすいです。

ダンボールの底に粘着力の高い布テープを縦に貼った後(I貼り)、更に十字になるよう横に貼ります(十字貼り)。

※ 軽いものはI貼りでも問題なし。

② キズ対策(振動を想定)

トラック輸送中の荷台は、常に地震が起こっているような状態です。

輸送の振動で箱の中の物が別の物にぶつかり合ってキズつくことがあります。

中でガチャガチャ音がする箱はダメ!

以前、購入者の立場で開ける前にガチャガチャ音がする箱を受け取ったことがあります。

幸い、壊れてバラバラになっていたのではなく複数ある物同士が当たる音でした。

箱を開けると、中のいくつかは被せられたはずの気泡緩衝材が外れていました。

ゆるく被せらていたのに加え、物が箱の中で固定されていなかったため輸送中の衝撃や振動などで動いて外れてしまったのだと思います。

中身はプラスチック製のおもちゃだったので、多少キズが付いても問題はありませんでした。

でもこの時、品物ひとつひとつを緩衝材でしっかり保護し、隙間の無いよう箱の中の隙間を緩衝材で埋めるか、動かないようにしっかり箱に固定させる必要性を確認しました。

切手部分に中身があたるのを避ける(普通郵便)

普通郵便で発送する場合は切手に消印が押されますが、カードなど紙素材のものは強い印圧により消印の形に折れ曲がることがあります。

切手を貼る部分に品物があたらないようにするか、消印が押されても大丈夫なように梱包します。

③ 汚れ対策(振動を想定)

キズ同様、輸送による振動や衝撃により品物が袋や箱の中で動いて別の品物などに当たり色が移ったり、液体入りの容器から液が漏れてしまうことがあります。

液体漏れ

ポンプやスプレータイプのものは、振動や衝撃で押されないように補強します。

同梱した物に色や汚れが移らないように、品物ひとつひとつをビニール袋で保護し、緩衝材で包み、隙間があれば埋めるかダンボールに固定するなどして品物が袋や箱の中で動かないようにしておきます。

④ 濡れ対策(雨濡れ・軽い水没を想定)

「濡れ」も輸送で多いトラブルの一つです。

基本、外装が濡れても中身(物)が濡れないように梱包します。

水を通さない袋との二重梱包が安心

雨の日の配達荷物に水滴が付く程度でなく、急な土砂降りでずぶ濡れになってしまうこともあるようです。

紙製の封筒やダンボールは水を通します。

そして水に濡れた紙封筒は強度が弱くなっているためすぐに破れてしまいます。

ビニール製の宅配袋は水を通しませんが、何かに引っかかったりして破れることもあります。

中には防水性で強度が高い宅配袋も存在します。

しかし無事届けばそれでいいという人もいれば、二重梱包が基本と考えている人も少なくありません。

心証をよくする意味でも二重梱包にしておくのが無難だと思います。

ダンボール箱に粘着テープをH貼りして隙間を塞ぐ

ダンボール箱側面を粘着テープでH字に貼ると箱の補強になり、水の侵入も防げます(H貼り)。

あて名書きはボールペンなど油性のもので!

外梱包には、濡れても大丈夫な対策が必要です。

普通郵便などの宛名書きを水性ペンで書くのは非常に良くありません。

荷物に水滴がつき文字が滲んで読めなくなってしまうことが実際あるからです。

宛名書きはボールペンなど油性のペン・マーカーで書きます。

濡れても大丈夫なように備えるよ。

梱包の方法で迷ったとき、配達員さんが水たまりに荷物を落としてしまう最悪の場面を想像するとなんとなく見えてくるときがあります。

『運送者』の視点で梱包を考える

⑤ 荷扱指示(運送者へ伝達すべき記載)

【荷扱指示(運送者へ伝達すべき記載)】

箱の中身荷扱指示
壊れやすい物こわれもの
精密機器・割れもの取扱注意
紙製品折曲厳禁
ガラス・陶器われもの注意
電子部品・紙製品・食品水濡注意
鉢植え・食器この面を上に
鉢植え・食器天地無用
水の入った水槽横積厳禁
精密機械・割れもの上積厳禁

荷扱指示(にあつかいしじ)とは、荷物の取り扱い方法を指示する記載です。

注意書きのことかな。

箱の中身(物)に関する重要な情報を伝えます。

運搬時に注意してほしいことがあれば何でも記載することができます。

しかし、拘束力はありません。

注意喚起なんだね。

注意書きが何も無い箱よりも注意して取り扱ってもらえる可能性が高まります。

じゃ書いたほうがいいね。

マークとあわせてケアマークともよばれます。

ダンボール箱を再利用する際、箱に『冷凍』や『冷蔵』などの不要な指示、紛らわしい・誤解を招く荷扱指示がある場合は消します。

『購入者』の視点で梱包を考える

⑤ 荷扱指示(購入者へ伝達すべき記載)

【荷扱指示(購入者へ伝達すべき記載)】

荷物の状態荷扱指示
箱いっぱいに物が入っている開封時カッター使用注意
開封箇所が分かりづらいここから開けてください

荷物の取り扱い方法については、運送者だけでなく購入者へも注意喚起をします。

たとえば、

梱包を解く際にカッターなどの刃で中身を傷つけないよう注意を促します。

わたしはこのように手書きで記載しています。

『開封時カッター使用注意』

短く『開封時カッター注意』『カッター注意』でもいいと思います。

矢印(➡)などを付けて、『ここから開けてください ➡』などと開封箇所を示してあげると分かりやすいですね。

短く『ここから開ける➡』でもいいと思います。

⑥ プライバシー配慮(家族による受取を想定)

中身が見えない(透けない/悟られない)梱包にする

中身の見える梱包は運送会社に引き受けてもらえます。

ゆうメールなど、内容品が確認できる状態で発送しなければならないサービスもあります。

また植物など例外的に少し中身が見えた方が良い梱包もあります。

ただ、品物が無事に届いても、梱包方法に苦情が来るかもしれません。

多くの場合は中身が見えない(透けない/悟られない)梱包のが好まれます。

プライバシーが関係しているからです。

コミュニティや家族の中でも、人それぞれに他人に干渉されたくないことのひとつやふたつあるはずです。

もしかすると、配達員さんや家族に購入物を見られたことで購入者さんがプライバシーを侵害されたと感じるかもしれません。

中身の見える梱包となる場合は、万が一に備え購入者さんにあらかじめ聞いてから梱包作業に入ります。

送り状(伝票)の品名を変更する

メルカリ便(匿名配送)の送り状の品名は、出品した際に選択したカテゴリーになっています。

品名が具体的過ぎて購入者のプライバシーを侵害してしまう恐れがある場合、一般的な名称などへ変更します。

メルカリ便の場合、発送画面から送り状に記載される品名を変更することが可能です。

ただし、「雑貨」や「日用品」など抽象的過ぎる品名は受け付けてもらえません。

具体的過ぎずかつ抽象的過ぎない品名を入力します。

無関係な企業ロゴなどを覆う

通販などのダンボール箱を再利用する場合、箱に企業のロゴなどが入っていることがあります。

トラブルでよく聞かれるのは、

Amazonの箱を再利用した際に、購入者が勘違いをし受取を拒否してしまったというケース。

プライバシーの観点からも、マジックで塗りつぶすかガムテープなどで覆い隠したほうが配慮があります。

ただ、隠しきれない場合もあります。

その場合は購入者さんへ伝え了承を得ておくと安心。

箱を解体して裏を表に作り直してもいいね。

⑦ 箱サイズ(送料)

妥当なサイズの封筒/箱を使用する(着払い)

完璧な梱包に仕上がっても、梱包方法に苦情が来るかもしれません。

送料を「着払い」に指定している場合は箱のサイズにご注意ください。

品物に対してオーバーサイズの箱に購入者が納得しない可能性は多いにあります。

着払いに指定しても送料のことを勘案しなきゃね。

⑧ 開けやすさ

ここからは、重要度低めの項目になります。

加工された箱を開けるときの不安

わたしは、

厳重に布テープが巻かれた梱包を解こうとしてカッターを使い、中身まで切ってしまったことがあります(もちろん自分が悪いです)。

開け方が全く分かりませんでした。

解き終わってようやく、2つのゆうパケットプラス専用箱が布テープで1つに合体され更に布テープで全体を巻かれていたということを理解しました。

あとで思えば、布テープを全部はがすのが正解だったのかなと思います。

テープ全部はがすの面倒くさいんだよね。

それ以降、自分が作る箱の開けやすさを意識せざるを得なくなりました。

具体的には、カッターを使用してもかんたんに中身が傷ついてしまわない工夫をするようになりました。

はがす時の大変さが頭を過るので、小箱には(布テープではなく)クラフト粘着テープやOPPテープを貼るようにしています。

粘着力の強い布テープは重量のある箱にのみ使用するようになりました。

外箱にぴったりサイズの中箱を梱包するときの配慮

中の箱が外のダンボール箱にぴったりと収まっている場合、空気圧の関係で中の箱を引っ張り出すことが困難な場合があります。

箱 in 箱になってるときだね。

箱と箱とのあいだにひもや新聞紙などを噛ませておいてあげると引っ張り上げるときに役立ちます。

テープの端を折り返すという配慮

またよく聞かれるのは、

テープがはがしやすいように端を折り返してあることが世間から喜ばれているということです。

特に透明のテープが透明の袋に貼ってある場合、テープの切れ目がどこなのか見えづいのでやっておくと親切だと思います。

⑨ 環境配慮(再利用・分別を想定)

こちらも、梱包マナーの観点から重要度は低めの項目です。

しかし、エコ意識の高いメルカリユーザーは多いので頭の片隅に入れてます。

資材を再利用したり資源回収に出すときのことを想像します。

気泡緩衝材(プチプチ)に貼るテープ

マスキングテープか100均の安いOPPテープがおすすめです。

セロテープや粘着力が強めのOPPテープはキレイに剥がれません。

購入者によりプチプチが再利用されるを見越した場合の配慮になります。

両面テープ

両面テープは、『ニチバン 両面テープ ナイスタック (エコ)』がおすすめです。

貼ったまま資源回収に出して再資源化できる唯一の両面テープです。

ちなみに、エコ仕様以外の両面テープは水に溶けないので資源回収に出してはいけません。

古紙再生促進センターによると、一般的な両面テープは再生された紙にチリや斑点が付着したり、穴があく原因になるのだそう。

⑩ 体面配慮(体裁を重んじる購入者を想定)

この項目、優先度を一番低いところに配置しましたが、

わたしのように若干行き過ぎた再利用梱包を実践している人間にとって、最も気を配らなければならない点です。

『体面(たいめん)』とは、面子(メンツ)、面目(めんぼく)のことです。

世間に対する体裁です。

体面配慮という言葉はわたしが創作しました。

体面への配慮という意味です。

梱包マナーとして配慮したいところですが、再利用梱包には体面への配慮がありません(と見なされることが多い)。

心証は・・・よくないね。

これを別の形で補うため、梱包方法まで納得したうえで購入してもらうことにしています。

また取引メッセージでことわりを入れるようにしています。

名誉や尊厳の重視は広いのでプライバシーの配慮も含むと思いましたが、主眼が別のところにあると思ったので項目を分けました。

歳を取るとこういった観点を見落としがちになるのでチェックリストに入れました。

気を付けます。

まとめ

輸送や受取に関係する3者の視点から梱包マナーを考えました。

【梱包マナー10のチェックリスト】

視点優先度/機能梱包マナー
最低限/保護力壊れ対策
最低限/保護力キズ対策
最低限/保護力汚れ対策
最低限/保護力濡れ対策

運送者
購入者
補足的/気遣い⑤ 荷扱指示
購入者補足的/気遣い⑥ プライバシー配慮
購入者補足的/気遣い⑦ 箱サイズ
購入者補足的/気遣い⑧ 開けやすさ
購入者補足的/気遣い⑨ 環境配慮
購入者補足的/気遣い⑩ 体面配慮
『物』視点

① 壊れ対策(落下を想定)

② キズ対策(振動を想定)

③ 汚れ対策(振動を想定)

④ 濡れ対策(雨濡れ・軽い水没を想定)

『運送者』視点

⑤ 荷扱指示(運送者へ伝達すべき記載)

『購入者』視点

⑤ 荷扱指示(購入者へ伝達すべき記載)

⑥ プライバシー配慮(家族による受取を想定)

⑦ 箱サイズ(送料)

⑧ 開けやすさ

⑨ 環境配慮(再利用・分別を想定)

⑩ 体面配慮(体裁を重んじる購入者を想定)

ここでは梱包マナーと呼んでいますが、わたしの考える個人的な梱包方針です。

偉そうに書いてますが、「これを目標に梱包していこう」という風に思っています。

人により梱包の概念やマナーの優先順位は異なります。

ちなみに、メルカリColumn内に『メルカリの梱包で気を付けること』として、「破損」、「濡れ」、「中身が見えない」、「丁寧」を、『NGな梱包方法』として、「簡易梱包」、「雑な梱包」、「中身が見えてしまう梱包」、「過剰梱包」と紹介されている記事がありました。

よかったら、自分用にアレンジしたりなどして使ってね。

今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!

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